イチロー、今季は“定位置”での出場も増加? 「最高の1番打者の1人」
1番起用が増えれば、メジャー通算3000本安打へも近道に
この日の打順は、1番イチロー、2番イェリッチで、3番には昨年の本塁打王ジャンカルロ・スタントンが座った。さらに、4番は昨年のジャイアンツのワールドシリーズ優勝に貢献した強打者マイケル・モースとインパクトのある上位打線となった。記事では、イェリッチは今季2番に固定されるために、8番を任される遊撃手のアデイニー・エチャバリアもゴードン不在時の一番打者候補だと分析している。
また今回の特集では「イチローはこの時代の最高の1番打者の1人」と称賛。イチローがメジャー通算出場2204試合中のうち1777試合で1番打者を務めてきたというデータも明らかにしている。
「私はイチローが1番や、どこの打順でも打てることを知っている。でも、これ(1番起用)は彼により多くの打席を与えることができる。彼に3打席を与えれば、最も早く出塁してくれるわけだからね」
指揮官はそう語っている。
第4の外野手という役割で獲得したイチローは、メジャー通算3000本安打という金字塔にあと156本まで迫っている。リードオフマンを任せることは、背番号51がより多くの打席に立つチャンスを手にすることを意味する。偉業達成に少しでも早く近づけることができる起用法でもある。