大会記録まであと「1」に迫った常総学院、圧巻の13盗塁の秘密は?
1、2番がともに1試合タイ記録の5盗塁、相手投手のクセ見抜く?
21日に熱戦の火蓋が切って落とされた第87回選抜高校野球大会。開幕日の話題をさらったのは、茨城の強豪・常総学院だった。
米子北を相手に14?1と圧勝。そのスコア以上にファンの度肝を抜いたのが、大会記録にあと1つに迫る13盗塁を記録した機動力だろう。特に1番・宇草孔基、2番・竹内諒が、そろって個人1試合タイ記録の5盗塁をマーク。なぜ、そこまで思い切り良く走ることができたのか。
常総学院は13日の抽選後、米子北の昨秋の試合映像を入手。相手チームの弱点を徹底的に洗い出した。その中で相手エース・高橋晟一朗の一つの癖を見抜いたという。
右腕の高橋はセットポジションに入った後、まずは背後にいる一塁走者を視線で牽制する。しかし、牽制球を挟まずに投球する時はあごを一度引き、首を縦に振るような動作をするというのだ。