現地で高まる「開幕投手=田中将大」 名物記者も「タナカに任されるだろう」
田中、サバシアともに開幕戦先発が可能なスケジュールに
それでも、復活を目指すシーズンへ向けて、今キャンプは順調に調整を続けている。22日(同23日)のメッツ戦では、オープン戦2度目の先発マウンドに上がる予定。その後も中4日で先発していくと、さらに2度のオープン戦登板を経て、開幕戦に投げることができる。
もっとも、現地メディアの報道ではサバシアが開幕戦に登板しない可能性について言及するものもある。スケジュールとしては、田中もサバシアも開幕戦先発が可能な状態となっており、首脳陣はギリギリまで2人の状態を見極めることになりそうだ。
実際に、ジラルディ監督は「我々は選手に準備をさせているが、開幕戦の先発が誰であるかは本当に言えない。なぜなら(開幕までに)彼らがどういう状態かを我々がどう感じるかによるからだ。我々はできる限りのことをして、彼らに準備をさせようとしている」と話したという。
ただ、記事では「ジラルディは田中が4月6日の登板に向かっているというシナリオを聞かれた時、話に乗ってこなかった」と指摘。指揮官が「私はその可能性を残すつもりだ。大切なのは先発した各試合の後に、彼がどのような状態であるかを見ることだと、私は思っている」と話したことについても言及している。
ここまでのオープン戦では、田中が圧倒的な投球を見せており、サバシアをリードしているようにも見える。メジャー2年目にして大役を任される可能性は、決して低くなさそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count