イチロー、初のWS出場なるか マーリンズが躍進する5つの理由とは
「プラド、モース、ヘイレン、イチローは若いチームに高いプロ意識とポジティブさをもたらす」
記事では「スタントンはMVP獲得寸前だった。イェリッチはゴールドグラブを手にし、1打席毎に投げさせた球数もリーグ2位で、監督からは若き日のジョー・マウアー(ツインズ)と比較されている。オズナは昨年、メジャーで初めてシーズン通じてプレーしたが、23本塁打を記録した。3人は全員25歳以下だ」と若きトリオの実力を高く評価している。
あるナ・リーグのスカウトは「ライト(スタントン)は本塁打50本打つかもしれない。センター(オズナ)は30から40本打つだろう。レフト(イェリッチ)は打撃タイトルを手にするかもしれない。若手の打者で最も打席でのアイデアを持っている選手だ。チームの核として、この3人は実にワクワクさせる存在だ」と語っているという。第4の外野手としてイチローが今季から加わったマーリンズの外野陣は、ライバル球団と最も差別化を図れる陣容だ。
2番目は「フランチャイズの顔」だという。すなわち、スポーツ史上最高総額の大型条件で契約を延長したスラッガー、スタントンの存在だ。25歳にして、現ナショナルズのダン・アグラ内野手が持つクラブ史上最多本塁打記録の154本に昨年並んだ。「彼は我々の船の帆であることは間違いない」ジェニングスGMは語っているという。
3番目の理由は「充実の新戦力」。ファイヤーセールを繰り返してきたオーナーのジェフリー・ローリア氏に対する「勝てるチームを作るつもりはあるのか?」という疑問の目は依然、存在すると記事では指摘している。だが、球団はスタントン、イェリッチと長期契約を結ぶことに成功した。
そして、今オフはトレードでディー・ゴードン内野手、マット・レイトス投手、マーティン・プラド内野手、ダン・ヘイレン投手、デビッド・フェルプス投手、アーロン・クロウ投手を獲得。フリーエージェント市場では昨年、ジャイアンツでワールドシリーズ優勝に貢献した強打者のマイケル・モース内野手、そして、イチローを獲得した。
記事では「もし、このグループが怪我なく過ごし、ゴードンが打席での忍耐強さを学び、内野守備コーチの達人、ペリー・ヒルから守備面を微調整を受けたなら、このチームは明確に向上する」と指摘している。
モースが一塁、ゴードンが二塁、バッテリー以外のすべてのポジションをこなせる超万能型のプラドが三塁に入る内野と先発投手陣は強化されたと分析している。そして、「プラド、モース、ヘイレン、イチローは若いチームに高いプロ意識とポジティブさをもたらす」とクラブハウスに加わったベテランの存在感の大きさを評価している。