開幕投手への期待高まる田中将大に心強い“対抗馬” 「ピネダもオプション」

カットボールが148~153キロを記録、「明確にヤンキース最高の先発投手」

 バックネット裏のライバルチームのスカウトによると、カットボールは時速92~95マイル(148~153キロ)を記録し、えげつない変化を見せた。チェンジアップは88~89マイル(約142~143キロ)で、ピネダの身長約2メートル、体重約118キロという巨体は、打者を窒息死させるようだったともレポートされている。

 ここまでのオープン戦通算成績は8回2/3を投げ、5安打12奪三振1四球2失点。ピネダ自身も「最初ちょっとトラブルがあったけれど、修正できたし、自分のピッチングもできた。今日はボールに力がこもっていた。自分でも満足している。このスプリングキャンプではすごくハッピーなんだ。自分に力強さを感じている」と順調な調整ぶりに手応えを感じているようだ。

 記事では「この右腕には負傷歴とバカげた行動に対する過去も残っているが、ここ3試合でのピッチングに紐付ければ、明確にヤンキース最高の先発投手である」と指摘している。

 バカげた行動とは昨年、全米を揺るがしたあの一件だろう。ピネダは4月のレッドソックス戦で首筋に松ヤニを塗り、投げる前にボールに付けた反則投球で退場処分となった。さらに、10試合の出場停止処分を受けている最中に広背筋の故障で故障者リスト入りした。

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