熾烈、ソフトバンクの開幕1軍争い 猛アピールした3投手とは
ブルペン強化につながる“新戦力”は?
ここで中田までの3投手を含めた開幕1軍28人に名を連ねる可能性があるリリーフ陣は、以下の面々である。
森福允彦、森唯斗、柳瀬明宏、嘉弥真新也、サファテ、二保旭、飯田優也、バリオス
森福、森、サファテは、もはや説明不要。昨季、大車輪の働きで、日本一に貢献したリリーフ陣と言えるだろう。柳瀬、嘉弥真も昨季は1軍での登板は豊富な投手である。
そして残りの3人が、昨季のソフトバンク投手陣に無かった、さらにブルペンを強力にさせる“新戦力”である。
○二保旭
春季キャンプから工藤監督初め、首脳陣へアピールし、急浮上してきたのが二保だ。育成ドラフトで09年に入団し、12年7月に支配下登録。同年のファームで17試合に登板して11勝0敗、防御率1・44という驚異的な数字を残し、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得している。昨季はファームで主に中継ぎで33試合に登板して防御率2・91だった。
宮崎春季キャンプで工藤監督が名前を挙げて実戦チャンスを与えると、安定感ある投球を披露した。オープン戦7試合で10イニングを投げて、防御率0・00。許したヒットもわずか2本と好投を続け、初の開幕1軍切符が確実になっている。