期待の中に混在する不安 田中将大の右肘を心配する声はいつ消える?
田中はアンケートで3位、OP戦での投球を見てもファンは不安を拭いきれていない?
現地時間23日時点で、投票結果はヘドリーが27%でトップ。2位はすでに腹筋の故障で開幕戦出場が危ぶまれているエルズベリーの24%。そして、田中は21%で3位とされている。5位はベタンセスの14%、6位はガードナーの13%だ。
田中について、記事では「昨季の20試合の先発を通して、タナカの輝きは決して短いものではなかった」と指摘。オールスターに選出されたことにも触れ「彼の細かい成績は、決して(去年の活躍が)まぐれではないことを示している」と絶賛している。
一方で「もし、タナカが右肘靭帯を再び負傷することになれば、それはおそらくトミー・ジョン手術、そしてフルシーズンと少しの期間をタナカタイムなしで過ごすことを意味する」とも言及。日本人右腕に対する期待が大きく膨らんでいる一方、ファンは故障再発の不安も拭いきれていないという事実が、アンケート結果からは見て取れる。
昨季終盤に復帰してから、田中の右肘に故障再発を心配させるような兆候は一切、出ていない。それでも、周囲の不安を完全に消し去るには、もう少し時間がかかりそうだ。
開幕投手の最有力候補に挙げられる右腕は、期待と不安が混在するシーズンで、どんなピッチングを見せてくれるのだろうか。そして、田中の右肘を心配する声が消える日は、いつ来るのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count