田中将大の開幕投手抜擢に現実味 大本命だったエース左腕は“脱落”?
“ライバル”のサバシアが開幕戦に登板することは、スケジュールから考えにくい?
田中は25日(同26日)のメッツ戦でオープン戦3度目の先発マウンドに上がることが決まっている。記事によると、ジラルディ監督はその後の登板予定について、アダム・ウォーレン、マイケル・ピネダ、サバシア、ネーサン・イオバリの順に割り当てているという。
サバシアは28日(同29日)に先発することになるが、その次も中4日ならばオープン戦最終登板は4月2日(同3日)となり、そこから開幕戦までは中3日となるため、先発できない。28日の後に中3日でオープン戦最終登板に臨むというスケジュールも考えにくい。前述の記事は、このことを指摘しているようだ。また、28日を最終登板とするならば、開幕戦までは中8日となるため、登板間隔が空きすぎる。
一方で、田中について記事では「オープン戦3度目の登板は(25日の)メッツ戦になっており、(その後は)中5日で31日(同4月1日)のツインズ戦かマイナーリーグのゲームに登板するだろう。そして、そこから再び中5日で開幕戦のブルージェイズ戦に向けて準備ができる」と指摘。スケジュールとしてはピッタリと合う計算だ。
また、ESPNも田中のオープン戦抜擢に言及する記事を掲載。地元紙ニューズデイは、22日(同23日)の時点で「マサヒロ・タナカは恐らく開幕戦に先発するが、ジラルディはまだ発表しない」との見出しで報じていた。また、ニューヨーク・ポストでヤンキース番の名物記者として知られるジョージ・キング氏も「タナカが開幕戦で先発するシナリオがある」とすでに伝えている。
大本命はサバシアと見られていたが、田中を開幕投手と予想する声は徐々に高まってきている。2年目の日本人右腕が大役を任されることになるのだろうか。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count