ソフトバンク、日本一連覇の鍵は? 注目の「新クリーンアップ」と先発陣

昨季は絶対的エースが不在、4年連続開幕投手を務める摂津にかかる期待

 指揮官は1、2番には本多、中村晃、今宮の中から起用する考え。これに柳田の打力と機動力を絡め、チャンスを作る。内川の勝負強さで得点を奪い、相手投手にダメージを与えたところを、李大浩で更にたたみかける。これが理想の攻撃だろう。昨季の144試合で3、4、5番で挙げた打点は225。これをどれだけ増やせるかが攻撃のポイントになる。

 投手は、先発投手陣がキーになるだろう。昨季も攻撃陣に比べると先発投手がやや不安定だった感がある。オリックス・金子や日本ハム・大谷、西武・岸のような絶対的エースは不在だった。

 開幕投手は4年連続で大役を務めることになった摂津。昨季は10勝を挙げて4年連続2桁勝利こそ達成したが、防御率3・90と、内容としては不本意なものだった。指揮官は右腕の復活も期待して開幕を任せた。絶対的エースの最も近くにいる摂津の浮沈は、チームを左右する。

 メッツから9年ぶりに日本球界に復帰した松坂。開幕ローテ入りが決まっていたが、3月18日にインフルエンザB型を発症。23日からようやく練習を再開したということで、ローテは白紙に。開幕1軍から外れた。

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