ソフトバンク、日本一連覇の鍵は? 注目の「新クリーンアップ」と先発陣
出遅れている松坂とバンデンハーク、鍵を握る先発陣の出来
現在はリハビリ組として練習を行っているが、まだ、ブルペン投球は再開出来ていないという。1軍復帰は早くても4月中旬以降になるという見方が強い。松坂のほかにも、昨季韓国で2冠に輝いたバンデンハークも2軍で調整を進めている(キャンプで内転筋を痛め、出遅れた)。助っ人たちが出遅れを帳消しに出来るだけの白星を挙げられるかにも注目だ。
松坂の抜けた開幕ローテには、摂津のほか、スタンリッジ、中田、大隣、武田が決定。最後の6枠目も東浜が濃厚だ。昨季は11勝をあげた中田、スタンリッジだが、それぞれ7敗と8敗を喫した。チームの勝ち頭だったが、勝率で言えば、先に挙げた岸、金子、大谷よりも1割以上低い。
先発陣トータルでは57勝45敗の貯金12。これはオリックスと同じ数字ながら、防御率3・25はオリックスを下回った。これらの先発陣が防御率を向上させ、昨季を上回る貯金を生み出すことが出来れば、連覇の可能性はグッと高まるだろう。
各メディアの解説者、評論家の順位予想を見ても、ソフトバンクとオリックスの一騎打ちの様相を呈している今季のパ・リーグ。ソフトバンクが2連覇を成し遂げるのか、オリックスが雪辱を晴らすのか、はたまた、伏兵が覇権を奪うのか。143試合の戦いの末、どのチームが頂点に立っているのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count