田中将大に「球団の顔」の声 「ヤ軍は彼の靱帯に将来を託している」
ジーター後のヤンキースは看板選手不足?
田中以外の看板的存在の候補としては、禁止薬物使用問題で出場停止処分の解けたアレックス・ロドリゲス内野手を挙げながらも「近年はより悪評が高くなっており、今年チームに貢献するかもしれないが、もはやエリート選手ではない」と指摘。
また、昨年セットアッパーとして活躍したデリン・ベタンセス投手に関しては「もしも、彼がクローザーとなったとして、フランチャイズの顔役にクローザーがなることはとても異例だ。マリアノ・リベラ全盛期でも、ジーターかAロッドが常に先んじていた。ベタンセスがどんなに偉大になろうとも、一番上に彼の名前が来ることはないだろう」としている。
記事では、ほかにも田中と同じタイミングでヤンキースに加入したジャコビー・エルズベリー内野手やブライアン・マッキャン捕手、カルロス・ベルトラン外野手、また、マイケル・ピネダ投手やCC・サバシア投手らの名前を挙げつつも、名門の顔になれるかについては否定的。かつてレッドソックスで活躍し、実力、実績とともに十分なエルズベリーに関しても「前面に出るべきと考える人間もいるかもしれないが、彼は物静かで、ヤンキースのスターとみなすべきか、どうなのか」と評している。
ヤンキースは昨季、2年連続でプレーオフ進出に失敗。今季の成績に田中の活躍が大きく影響するのは間違いない。メジャー2年目にして地元メディアから早くも看板選手として取り上げられるほど、大きな注目を浴びている右腕。果たして故障明けの不安を払拭し、チームを躍進へと導くことができるか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count