大谷、ダルもならなかった1勝掴む 「勝たせてもらったゲーム」と味方に感謝

高卒3年目開幕投手の大役、6回途中に右ふくらはぎつり緊急降板も勝利投手に

 日本ハムの大谷翔平投手が27日、札幌ドームでの楽天戦で自身初の開幕投手を務め、今季初勝利を飾った。6回途中まで1失点と力投を続けながら、右ふくらはぎの異常を訴えて緊急降板。しかし、しっかりとゲームを作り、則本が3年連続開幕投手を務めた楽天から白星を掴んだ。

 大谷は初回に2番・ウィーラーへの5球目にこの日最速の159キロをマーク。2回には1死満塁のピンチで藤田の右邪飛が犠牲フライとなり、ノーヒットで先制を許した。

 3回もコントロールの乱れが目立ち、ペーニャに初ヒットを浴びたが、続くサンチェスを空振り三振に仕留めて無失点。4、5回は立ち直り、三者凡退に抑えた。5回、日本ハムは4回までパーフェクトに抑えられていた則本から3点を奪取。一気に逆転した。

 しかし、大谷は6回に2安打を許して2死1、2塁とされたところで、右足の異常を訴えてベンチへ。すぐにマウンドに戻り、投球練習を行ったが、再び右足を気にする仕草を見せて降板となった。

 初回から150キロ台後半の直球を連発。日本ハムでは2007年のダルビッシュ以来となる高卒3年目、20歳での開幕投手を任され、初回から飛ばしたが、アクシデントで緊急降板。右ふくらはぎがつったために大事を取った形で、その後はベンチから戦況を見つめた。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY