巨人ルーキー高木勇が55年ぶり快挙 初勝利に苦労人はお立ち台で思わず涙
プロ初登板初勝利、巨人のルーキーで開幕カードでの先発勝利は55年ぶり
巨人のドラフト3位ルーキー高木勇人投手(25)が29日、東京ドームで行われたDeNA戦でプロ初先発に臨み、6回を投げて6安打5奪三振2失点と好投。巨人も11-3で勝利し、高木はプロ初登板初勝利を挙げた。巨人のルーキーで開幕カードでの先発勝利は実に55年ぶりの快挙となった。
高木は初回を三者凡退で切って取ると、巨人はその裏の攻撃で相手先発の三嶋を攻める。先頭の坂本がライトへのヒットで出塁。続く井端のヒット、長野が四球で無死満塁のチャンスを作ると、4番阿部の犠牲フライで先制点を奪う。三嶋のワイルドピッチで1死2、3塁とすると村田のセカンドゴロの間に1点を追加した。
2回、高木は開幕から2戦連発の筒香を見逃し三振に仕留めると、ロペスをショートゴロに打ち取る。しかし、2死からバルディリスにセンター前ヒット、倉本にレフト前ヒットと連打を許し、黒羽根に四球を与えて満塁のピンチに。続く三嶋の打球は内野の頭を越えたかに見えたが、二塁の井端が好捕し、難を逃れた。
3回は1死1、2塁の場面で筒香にセンター前に運ばれ、失点。しかし、その後を無失点で切り抜けると、4回も2死3塁の場面で石川を空振り三振に仕留める。
すると打線がルーキー右腕を援護。4回、先頭の村田が死球で出塁すると、1死後、7番亀井がライススタンドへ貴重な2ランを放つ。
さらに5回2死満塁の場面でまたもや亀井が勝負強さを発揮し、ライトへ2点タイムリー2塁打。さらに相川、高木、坂本と連打を浴びせ、リードを8点に広げた。