優勝候補のオリックス、なぜ開幕3連敗?
優勝に向け避けたい連敗、響く金子不在…、森脇監督は「もう1回切り替えて」
投手を含めた守りに関してはディクソン、バリントンと好投を見せた。岸田、比嘉がいない中継ぎ陣も榊原、白仁田がある程度、使えるメドが立ったのは収穫。だが、エース・金子の不在は大きかった。
6連戦が続くペナントではいかに連敗を少なくするかが大事だ。絶対エースがいることで後を受ける先発陣の負担も少なくなり、大型連敗もなくなる。実際、金子がフル回転した昨年の最大連敗は4と最小限にとどめることが出来ていた。
開幕してわずか3試合。だが、たかが143試合の中の3敗と捉えることは危険だ。昨年、最後の最後までソフトバンクと優勝を争った森脇監督、ナインたちも1敗の重みを嫌というほど感じているはずだ。
森脇監督は「もう一押しということもあった。だが、ここで下を向くチームではない。こういうスタートになったがもう1回切り替えてスタートする。チームが一丸になるには十分な3連戦だった」と前を向いた。
常々、指揮官は「我々は最大の挑戦者」と口にする。開幕3連戦で味わった、すべてのことを発奮材料にして巻き返しを狙う。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count