マリナーズが岩隈らの負担軽減へ先発6人制導入も PO進出への”秘策”に?

先発6人制は若手投手2人とエースのヘルナンデスにとってプラスに

 ア・リーグの優勝候補に挙げられているマリナーズは、リーグ屈指の先発投手陣を誇る。昨年、実績を積み上げた有望株エリアスですら25人のロースターに入れないほど層は厚く、強固な先発陣という強みを全面に押し出す“秘策”が先発6人制で「エリアスはチェニー・スタジアムとセーフコフィールドを頻繁に往復することになる」と分析している。

 先発6人制を導入するメリットは多いという。記事では、ウォーカーの過去最高の年間イニング数は2年前のメジャーとマイナーを合計した156回1/3であることを指摘。昨年は120回だったために、1シーズン通じてローテーションを託すことは故障や負傷などの可能性を鑑みてリスクになるという。

 また、パクストンは13年シーズンにメジャーとマイナーを合わせて169回2/3を投げたが、昨年は背筋の違和感で87回にとどまっている。先発6人制は故障歴を持つ若手投手2人をプレーオフが開幕する10月までフレッシュに保つことを可能にするとしている。

 リーグ屈指のダブルエースにも恩恵をもたらすという。

「エースのフェリックス・フェルナンデスは過去7年間で最低200イニングを投げ続け、この間の平均は228イニングという真の馬車馬だ。メジャーで9月の成績は、53試合に先発して防御率3.40。レギュラーシーズンの月では250試合に先発し、通算防御率3.01と対照的な数字になっている。一般的にヘルナンデスはシーズン終盤に失速すると考えられている」

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