「野球は年齢でやるスポーツではない」 黒田博樹ら40代の選手が示す可能性

40歳にして超一流の黒田の年齢に対する考え方とは?

 黒田博樹投手の復帰戦に広島が沸いた。29日のヤクルト戦(マツダスタジアム)は7回無失点で初勝利。ヒットを打たれても粘りを見せる投球術で、相手の得点を許さなかった。オープン戦では全く打者を相手にしない試合もあった。とにかく幅の広い投球を見せている。

 超一流として活躍を続ける黒田だが、メジャー時代には「しんどいですね」と体力的、精神的な疲れを口にすることが多かった。それだけ、1試合、1シーズンに全身全霊をかけて臨んでいた。30代終盤にさしかかり、年齢的なものも理由の1つにあったのだろう。しかし、年の話題になるとこんな考えを明かしていた。

「野球は年齢でやるスポーツではないと思っている」

 日本のプロ野球には、昨年9月に49歳0か月の史上最年長勝利記録を樹立した中日の山本昌投手がいる。今年は50歳シーズンとなる。メジャーでは、ジェイミー・モイヤー氏(ロッキーズなど)の49歳180日が最年長勝利記録。黒田よりも9歳年上の投手がマウンドに立っている。

 昨年9月28日、ヤンキースのシーズン最終戦が行われたボストンのフェンウェイ・パークで、黒田は自身の去就について胸中を明かした。ヤンキース残留、現役引退といった選択肢もあり、本人はオフに入る前から苦悩していた。そこで年齢についても触れている。

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