敦賀気比が大阪桐蔭に圧勝、春夏通じ初の決勝へ 松本が史上初2打席連続満塁弾

打線が11点と爆発、エース平沼も4安打完封

 31日の第87回選抜高校野球準決勝第1試合で、敦賀気比(福井)が昨夏の覇者・大阪桐蔭(大阪)を11-0で破り、春夏通じて初の決勝進出を決めた。6番松本哲幣が大会史上初の2打席連続満塁本塁打を放つなど、打線が爆発。投げてはエース平沼翔太が夏春連覇を目指した大阪桐蔭打線を4安打無失点に封じた。

 初回、2死満塁の場面で打席に立った松本が、相手エース田中の真ん中付近に甘く入った変化球をレフトスタンドへ運び、4点先制の満塁弾。

 2回には8番嘉門、9番木下と連続で2塁打を放ち、1点を加点。2死1塁となった場面で、3番林中のライト線への3塁打でさらに1点を加えると、連続四球で満塁とした場面で再び松本が打席へ。ここでまたもレフトへ満塁弾を放ち、リードを10点に広げた。

 エース平沼も勝負所を抑えて、大阪桐蔭に得点を許さない。6回は2死1、2塁の場面で相手4番青柳を迎えるもサードゴロに打ち取る。

 8回にも1点を追加した敦賀気比は投打がかみ合い、昨夏の準決勝で敗れた相手に見事リベンジ。平沼はこれで4試合連続の完投。松本の8打点は大会の個人1試合最多打点の7点を更新する快挙となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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