【小島啓民の目】“プロ注目”の選手はどこが優れている? スカウトが重視するポイントとは

プロのスカウトは高校球児のどこを見ているのか?

 3月27日からプロ野球がセ・リーグ、パ・リーグ同時に開幕しました。メジャーから凱旋帰国した広島カープの黒田博樹投手は29日のヤクルト戦で復帰勝利。各球団とも新人、新戦力が台頭してきており、戦力的には均衡してきているのではと思っています。選抜高校野球では、一生懸命プレーする選手の姿に将来への希望が溢れ、見ている方も元気をもらっているのではないでしょうか。

 ここ数年の大会においては、公立の松山東高校などの活躍もありますが、大阪桐蔭高校を代表するように甲子園常連校が順当に力を発揮する大会が続いている印象を受けています。逆の見方をすると強豪高校とそれ以外の戦力格差が出始めているかなとも感じています。

 センスある選手が多く集まっているのが強豪高校で、その構成比率の少ないチームがそれ以外のチーム、簡単に言えばそう分類されるのでしょうか。もちろん、双方と弛まぬ努力に支えられていることは言うまでもありませんが……。

 では、「センスがある」とは一体どのようなことを指すのか。

 プロ野球に長く携わるスカウトの方に「高校生をスカウトする場合、どこを見ているのですか?」と質問したところ、次の回答がありました。

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