イチローがマーリンズにもたらす「ダイナミズム」 マ軍監督「ワクワクする」
途中出場で決勝打含む2安打&2盗塁&美技、指揮官「貴重な一例」
マーリンズのイチロー外野手が3月31日(日本時間4月1日)、強豪カージナルスとのオープン戦で7回に代打で途中出場し、2打数2安打1打点2盗塁で決勝点を挙げる活躍を見せた。球団公式サイトも「イチローがマーリンズにベテランの存在感をもたらす」と特集している。
マーリンズのこの日のオーダーは、4月6日の開幕戦ブレーブス戦を想定したものだったという。先発したヘンダーソン・アルバレスはすでに開幕投手に指名されており、先頭打者のディー・ゴードン内野手から8番のアデイニー・エチェバリアまでベストメンバーで揃えていた。
外野手の4番手として位置づけられているイチローは7回、アルバレスの代打で打席に立つと、ライト前にヒット。すぐさま二盗を決めた。
ここでは続くゴードンがレフトフライに倒れ、得点にはつながらなかったものの、最大の見せ場は9回に訪れた。2‐2で迎えた2死1、2塁の場面で、左腕ケビン・シーグリストからレフト前にタイムリーヒット。これが決勝点となり、その後、再び2盗も決めた。
公式サイトの中で、マイク・レドモンド監督も41歳を称賛。
「このスプリングキャンプ中、ずっと我々はいかに彼を起用するか話してきた。我々の球団に彼がもたらすものは何なのか、今回は貴重な一例を示したと思う。彼を代打に出せば、ヒットで出塁してくれる。守備での見せ場を作る。盗塁も2つ決める。そして、ビッグヒットだ。これが我々の球団にイチローがもたらしたダイナミズムだ。ワクワクするね」
指揮官は話し、今季加入したイチローのパフォーマンスを高く評価している。