田中将大、5回途中3失点も不安なし 地元紙は「開幕投手への準備が整った」
「開幕前にやることは全てやれた」
地元紙デイリー・ニューズによると、女房役を務めた2番手捕手のオースティン・ロマインは「これまでと違い、彼のボールはキレがなかったように思えた。スプリットの変化は少し不規則だったけれど、スライダーが支えになった。しばらくの間、彼を踏み止まらせた。何球かコースが少し甘くなったけれど、今日はよく投げていたと思う」と分析したという。
また、ジョー・ジラルディ監督は「心配していない。肘の不安を口にすることがなかったので、順調に仕上がってきている。いい準備ができたのではないか」と、開幕投手に指名した田中のキャンプでの調整を振り返っている。
体の状態が万全ならば、何も不安はない。周囲はそう感じているようだ。地元紙ニューヨーク・ポストは「祝福する理由:田中は春を生き抜き、開幕投手への準備が整った」との見出しで、この日の投球について報じた。
オープン戦は4試合に登板して1勝2敗、防御率3.07。14回2/3を投げて13安打5失点、13奪三振、1四球という結果だった。
「開幕前にやることは全てやれた」
周囲だけでなく、本人もキャンプでの調整に確かな手応えを示す。あとは万全の体調で開幕戦のマウンドに上がるだけだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count