イチローの美技に地元メディアも興奮 「この41歳はどれくらいすごいんだ」
「彼は見ていて楽しい。本当に魅せてくれる」
マーリンズのイチロー外野手が3月31日(日本時間4月1日)のカージナルス戦で見せた華麗なスライディングキャッチが地元メディアから称賛されている。
この日、7回表2死の場面で、代打で登場したイチローはライト前ヒットで出塁すると、すかさず2盗を成功させ、いきなりインパクトを残した。そして、その裏に守備で魅せた。マルセル・オズナ外野手の代わりにセンターに入ったイチローは、ジョン・ジェイの左中間への当たりに快足を飛ばすと、優雅にスライディングキャッチ。すると、これを放送していた地元テレビ局「フォックススポーツ」のアナウンサーは「イチローがスライディングキャッチを決めた。この41歳はどれくらいすごいんだ!」と興奮気味に実況した。
現地解説者も「彼は見ていて楽しい。本当に魅せてくれる。マーリンズの外野手の休養が必要な日でも、彼がいれば、チームは何1つ失うものはない。彼はこれほどまで偉大な守備力を誇るのだから」と絶賛。
この日途中出場から決勝打を含む2安打1打点2盗塁と活躍した41歳は守備でも存在感を発揮。昨年の本塁打王ジャンカルロ・スタントンをはじめ、クリスティアン・イェリッチ、オズナらメジャー最高と称される外野陣を擁するマーリンズにおいて、外野全てのポジションで堅守を誇るレジェンドは大きな戦力として評価されている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count