黒田に投げ勝った! 中日・八木、982日ぶりの勝利に目潤ませる

谷繁監督も絶賛「野球に常に向き合ってやっている姿を見てたので、頑張ってほしいと思っていた」

「(降板後は)自分で投げているよりもドキドキして、ずっと下を見てました」と明かした左腕。黒田との投げ合いに向け「先制点をあげないようにした。あげてしまうと、余裕も出てしまうので、丁寧に低めに投げようと思って、ゲームを作るつもりで投げました」と振り返った。まさに、その言葉通りの快投だった。

 2ケタ奪三振はプロ10年目で初。好投に「素直にうれしいですし、1回死んで、またこうやってこういう舞台で野球をできることに感謝して、次も全力でいきたいと思います」と話した八木。最後は「最高でーす!」と絶叫して、ヒーローインタビューを締めた。

 勝利の立役者の好投を谷繁監督も評価。試合後のテレビインタビューでは「横から見ているボールは良くて、いい角度でいい高さに行っていたので、安心とまではいかないですけど、しっかり投げていると思って見ていました」と話した。

 苦労人の気持ちが入った投球を「今日だけじゃなくて、去年の秋のキャンプから本当に必死に彼は練習に取り組んでいて、野球に常に向き合ってやっている姿を見てたので、頑張ってほしいと思っていました」と絶賛。これで5連勝と、好調のチームにとっても大きな1勝となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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