黒田に投げ勝った! 中日・八木、982日ぶりの勝利に目潤ませる

トライアウトで入団の左腕「大好きな野球でこのステージに立てることに感謝」

 中日の八木智哉投手が4日、本拠地ナゴヤドームでの広島戦に先発。7回4安打無失点、10奪三振、無四球の快投で、8年ぶりに日本球界に復帰した黒田博樹投手に投げ勝った。日本ハム時代の2012年7月26日・ソフトバンク戦以来の勝利。実に982日ぶりとなる白星に、試合後のヒーローインタビューでは目を潤ませた。

 立ち上がりから低めにボールを集め、広島打線を抑えていった。黒田との我慢比べとなったが、崩れる気配は一切見せない。すると、味方打線が5回に黒田から3点を奪取。八木はさらにギアを上げ、6、7回は三者凡退に抑えてお役御免となった。

 救援陣もガッチリとリードを守り、八木が勝利投手に。試合後にお立ち台に立つと、目を潤ませながら「本当にいろんな気持ちがありますけど、また大好きな野球でこのステージに立てることを本当に感謝して、今日は楽しんでいいこうと思って投げたので、勝ちにつながってよかったです」と話した。

 八木は日本ハム1年目の2006年に12勝を挙げて、新人王に輝いた。しかし、その後は思うように勝ち星を伸ばせず、2013年にオリックスにトレードで移籍。2年間で1勝もできずに昨年10月に戦力外通告を受けた。その後、トライアウトを受けて中日に入団していた。

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