田中将大が黒田博樹と同じ“進化”を遂げる? MLBでの投球スタイル確立へ
7日の自身メジャー初の開幕投手、今年は「平均時速は数マイル遅くなる」?
ヤンキースの田中将大投手は、6日(日本時間7日)のブルージェイズ戦で自身メジャー初となる開幕投手を務める。2年目のシーズンへ向け、本人が新たなピッチングスタイルの確立を宣言していることを複数の米メディアが報じており、地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「タナカは今季、球速を戻さないと予想」との見出しで伝えている。
「僕は今年、自分で特定のピッチングスタイルを確立しようとしている。だから、今年は僕に球速を求めない方がいいかもしれませんね。去年に比べると(ファストボールの)平均時速は数マイル遅くなるかもしれません」
田中は通訳を介してこう語ったという。
昨年7月に右肘靭帯部分断裂で保存治療を選び、約2か月半の離脱を余儀なくされた。シーズン終盤の2試合に復帰登板し、今季もスプリングキャンプとオープン戦で慎重な調整を続けてきた。
だが、オープン戦での田中の球速の低下は米国で話題となっている。現役時代にサイ・ヤング賞を3度受賞した名投手のペドロ・マルティネス氏はラジオ番組に出演した際、現時点で「健康ではない」と田中の状態を指摘していた。