田中将大が黒田博樹と同じ“進化”を遂げる? MLBでの投球スタイル確立へ

フォーシームからツーシーム主体の投球に

 記事では、昨年は90マイル台中盤をコンスタントに記録していたファストボールの球速が、今季のオープン戦では80マイル台後半にとどまり、最速が91マイル(147キロ)だったことを懸念材料に挙げている。

「僕がツーシームをより多く投げているからなので、間違いなく球速は少し落ちます。自分のピッチングとフォームを考えた時に、もっと力を抜いて投げる必要がある。それは自分が取り組まなければいけないことかもしれない。

 完璧になるとは思っていません。去年も完璧だったとは思わない。去年はより良くできたと思っていますし、常に成長しようと考えています。僕は心配していません。ただ前進し、投手としてより成長しようとしています」

 田中は改めて球速低下の裏にある取り組みを語ったという。昨年、長打を浴びることの多かったフォーシーム(直球)ではなく、シュート気味に変化するツーシームに主軸を置き、ボールを微妙に動かすことで、パワーに優れるメジャー打者のバットの芯を外すことをキャンプではテストしていた。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY