小笠原、中日を6連勝、単独首位に導くサヨナラ打 「久々に気持ちいい」
勝負強さ発揮する41歳、「最高でした」「みんなが一生懸命戦った結果」
中日が5日の広島戦(ナゴヤドーム)で劇的なサヨナラ勝ちを収め、怒涛の6連勝、単独首位におどり出た。12回1死満塁の場面で代打・小笠原が勝負強くレフト前に弾き返し、5-4と勝利した。
初回に2点を先制するも5回に4失点。それでも、7回、8回と1点ずつを返して延長へ。ドラマは12回に待っていた。
相手の6番手・一岡を攻め、先頭のルナが四球で出塁すると、井領が代走へ。代打の堂上がきっちりと送りバントを決め、続くエルナンデス、藤井と連続四球で満塁に。ここで代打に送られたのは小笠原。勝負所ででレフト前に弾き返すと、ナゴヤドームは歓喜に包まれた。
お立ち台に立った小笠原は「最高でした」。「自分の中ではいついってもいいように準備はしていたけど、みんなが一生懸命戦ったからこういう結果になったと思います」と続けた。
今季4度の代打で3安打1四球と結果を残していることを問われると、「うれしいことですが始まったばかりだし、先は長い。少しでも結果がでるようにがんばっていきたい」と冷静に答えた。
「久々に気持ちいいです」とはにかんだ小笠原。41歳ベテランの劇的な一打がチームを6連勝、単独首位に導いた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count