デスパイネも「歓迎」 国交正常化交渉でMLB行きの夢膨らむキューバ選手
グリエルはどうなる? キューバ政府は移籍時に選手の権利を保有する意向
日本では、ユリエスキ・グリエル内野手が右太もも裏の故障を理由に来日を延期し、DeNAとの契約が解除となったニュースが話題となった。
キューバの国内リーグ終了後、チームに合流する予定となっていたが、ついに来日せず、退団。これには周囲から批判の声が相次ぎ、「ESPN」スペイン語版も、本人やキューバリーグ側がDeNAサイドに負傷の情報等を公開しなかった態度に「プロの道義とは完全にかけ離れた行為」と批判していた。
だが、国交正常化後には、キューバ政府は移籍時に選手の権利を保有する意向とも米メディアでは報じられている。かつて、ボートに乗ってキューバから亡命したオリオールズのキューバ人指名打者、ヘンリー・ウルティアは「選手がどの球団でプレーするのか、選択できる権利を持つべきだ。それが人間としての自由だと思う」と主張しているという。
将来的な国交正常化が進み、自国政府からメジャー挑戦を許可された場合、キューバ人選手は自分の意思で進路を選択する権利を手にすることができるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count