米メディア、今季のMLB「金字塔10傑」にイチロー 果たして偉業達成は?

「彼はまだヒットを打てる」と分析も…

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アメリカ野球殿堂博物館【写真:田口有史】

「彼はまだヒットを打てる。だが、3000本安打を達成するには2016年シーズンもこのままプレーする必要があるだろう」

 特集ではこのように分析。4番手の外野手という立場のレジェンドの力を評価しながらも、金字塔達成は来季になると予想している。

 ただ、別の偉業達成は間近とされている。「今季より現実的な目標は? キャリア500盗塁だ。2014年に15盗塁を記録し、残り13盗塁に迫っている」と言及。不惑を超えてなおトップレベルのスピードを維持するという、尋常ではないアスリート能力を誇るイチローのメジャー通算500盗塁到達は、大いに実現可能と米メディアは見ているようだ。

 他に金字塔に迫る9選手はいずれも名手揃いだ。

 1番手は、ダルビッシュ有投手が所属するレンジャーズのエイドリアン・ベルトレ内野手。メジャーで51人が達成してきた通算400本塁打に残り5本と迫っていることが紹介されている。ヤンキースなどで活躍した元広島のアルフォンソ・ソリアーノ外野手がマークした史上50位の通算412本超えまでも残り18本。過去5年、平均29本塁打を放っている35歳のベテランだが、通算500本塁打達成にはまだまだ時間がかかると分析されている。

 2番目はブルージェイズの左腕マーク・バーリー投手。メジャー通算200勝まで残り1勝だ。14シーズン連続で10勝以上を挙げており、現役最多勝利投手の座も視野に入れているという。メッツのバートロ・コロン投手(204勝)、ヤンキースのCC・サバシア投手(208勝)、ジャイアンツのティム・ハドソン投手(214勝)を今年中に凌駕することはできるかに、特集では注目している。

 3番目はタイガースのメジャー最強スラッガー、ミゲル・カブレラ内野手。31歳にして390本塁打を記録しているカブレラは、メジャー史上8人しかいない通算600本塁打を将来的に狙えるかもしれないが、今季中の400本塁打は確実だと指摘されている。

 ただ、昨年は故障に苦しみ、2006年以来で最少となる25本塁打だった。特集では、13、14年の44本よりも19本少ない成績に終わったことに注目。将来の600本塁打までメジャーのキャリア11年平均35.4本というペースをキープするためにも、衰えではないと証明する必要があるという。

 4番目はドジャースの大エース、クレイトン・カーショー投手。27歳にしてメジャー通算100勝まで残り2勝に漕ぎ着けている。通算300勝までには14年間に平均14.4勝すればいいとして、カーショウなら300勝という大記録も将来的に可能かもしれないと分析されている。

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