田中はツーシーム主体の投球を狙われた? 対戦打者が明かした攻略法とは
4回5失点で開幕戦黒星を喫した田中
6日(日本時間7日)開幕戦、ブルージェイズ戦で黒星を喫したヤンキースの田中将大投手。相手打線にとって田中攻略の最大の糸口が“球速の低下”にあったと地元メディアが報じている。ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は「ヤンキースへの警鐘:マサヒロ・タナカのソフトなトスがブルージェイズをくつろがせた」との見出しで特集している。
本拠地ヤンキースタジアムで自身メジャー初の開幕投手を務めた田中は4回を投げて1本塁打を含む5安打5失点(自責4)、6奪三振2四球の乱調に終わった。3回に崩れて5失点。82球を投げてストライクは50球で、ストライク率は61%と通常よりも10%近く低い数字に。試合もヤンキースが1-6で敗れている。
昨季田中はブルージェイズ相手に3勝無敗、防御率1・96の好成績を収めていた。“お得意様”としていたはずのその相手に対して、5失点を喫する結果となった。
記事では、ブルージェイズ打線が田中の投球をどう感じていたかについて紹介。
3回無死一、二塁の場面で予想外のバントでチェース・ヘドリー三塁手の悪送球を誘い、大量5得点の呼び水となったホセ・レイエスは「タナカのようなボールを持った投手が時速93、94、95マイル(時速149、151、153キロ)の速球を投げてきたら、話が全く違う。でも、彼が88、89マイル(時速141、143キロの速球)を投げるなら、我々は多少リラックスできる。それは間違いない」と語ったという。