連敗脱出のオリックス 明るい材料多い試合で“影の主役”は?

本拠地初勝利で連敗を4で止めたオリ、その裏に「球界きっての第2捕手」の存在

 オリックスが長いトンネルを抜け出した。4月7日のロッテ戦(京セラドーム)。9回裏に駿太が人生初のサヨナラ打を放ち本拠地初勝利を挙げ連敗を4でストップした。

 先発の西が7回途中を1失点と好投を見せるなど、今後に向け明るい材料が多い試合内容だった。この日、試合のヒーローは間違いなく駿太。だが、影の主役は先発マスクの山崎勝己だろう。

 失礼な言い方かもしれないが、山崎勝己を一言で表すなら「球界きっての第2捕手」。この言葉が一番当てはまる。昨年までの通算成績は697試合に出場し打率1割9分9厘。4本塁打、91打点。2013年オフにソフトバンクからFA宣言しオリックスに移籍した。

 ホークス時代も2006年の105試合が最多出場で城島、田上、細川らの2番手として戦況を見つめることが多かった。だが、巧みなリードと捕球技術は1軍トップクラスの力があり、次第にチームに無くてはならない存在となっていた。

 ソフトバンク時代に同じユニホームを着ていた森脇監督もゲームをマネージメントする山崎の能力に信頼を置いていた。崖っぷちに立たされたチームにカンフル剤を投入するにはもってこいの場面だったのだろう。過去を振り返っても西の女房役は決まって伊藤光。公式戦で山崎とバッテリーを組んだことは一度もなかった。

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