DeNA退団のグリエル、米メディアにヤンキース入団の希望を語る
「プレーしたい球団? ザ・ヤンキース」
来日の遅れなどからDeNAとの契約が解除となったユリエスキ・グリエル内野手が、田中将大投手の所属するヤンキースへの入団を希望している。米ヤフーニュースが政治特集の中で「ヤンキースの次の打者。キューバのベースボールスターが禁輸措置の終了を待つ」との見出しで伝えている。
昨年12月、米国のバラク・オバマ大統領がキューバとの国交正常化を目指すことを宣言してから、MLBもタレントの宝庫であるキューバ球界との距離を一気に縮めようとしている。そのタイミングで米ヤフーニュースが、グリエルにインタビューを実施。所属するキューバリーグのインダストリアレスの本拠地、ラティーナアメリカーノ球場で取材に応じた同選手はメジャーでプレーする希望を明かした上で、意中の球団を挙げたという。
「全世界で最高のレベルでプレーすることは全選手の夢。プレーしたい球団? ザ・ヤンキース」
グリエルはそうコメント。好きな選手にはヤンキースに所属するアレックス・ロドリゲス内野手を挙げている。
その一方で、現在メジャーで活躍するキューバ出身のスターはいずれも亡命選手だが、グリエルには亡命の意思はないという。
「政府が(メジャーで)プレーする許可を与えると言うのを待っている。僕たちは禁輸措置が解除されるのを待っている。その時は(メジャーで)プレーできる」
グリエルはそう語り、キューバ人選手のメジャー移籍に関する制度が整う瞬間を待つ姿勢を見せている。