マリナーズ岩隈、6回5失点で今季初勝利ならず
初回に2ラン被弾などで4失点
マリナーズの岩隈久志投手が8日(日本時間9日)のエンゼルス戦で今季初先発に臨み、6回を投げ、9安打3奪三振無四球5失点(自責4)の内容で、今季初白星はならなかった。
注目の2015年シーズン初マウンド。その初回、岩隈はいきなりつかまる。1死から昨年のア・リーグMVPトラウトにレフト前ヒットを浴びると、続くプホルスにはレフトへ痛恨の先制2ランを許す。さらに4番ジョイスにレフト前、5番フリースにも二塁打を許し、二、三塁に。ここでアイバーをセカンドゴロに打ち取ったかに見えたが、カノが後逸。これが2点タイムリーエラーとなり、この回4点を失った。
2回にも不安定な投球でピンチを招く。先頭の8番ナバーロにライトへの二塁打を許し、ギアボテッラにも安打を浴びて一、三塁に。1死後、トラウトにセンターへの犠牲フライを許し、リードを5点に広げられた。
しかし、3回以降は徐々に立ち直り、スコアボードにゼロを並べる。
一方、マリナーズ打線は相手先発シューメーカーから3回に9番ミラーがソロ弾を放ち、1点を返すと、6回には2死二塁からシーガーに2ランが飛び出し、2点差に詰め寄った。
マリナーズは7回からオルソンがマウンドへ。岩隈は3回以降粘りの投球を見せたが、今季初勝利はお預けとなった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count