33イニング連続無得点中のソフトバンク 復活の糸口は「DH・デホ」?

連続日本一へ、不可欠な主砲の活躍

 今季、李大浩は11試合中10試合で一塁手として出場している。昨季の成績から見れば、守備の負担をなくし、打席に専念させた方が李大浩の持ち味である打力が発揮出来るのではないか、という見立ては十二分に出来る。

 今季のソフトバンクは、オフに右足首手術を受けた長谷川勇也の状態を考慮し、指名打者で起用せざるを得ないチーム事情があり、李大浩は一塁での起用となっている。

 ただ、ここまで長谷川は、患部に負担をかけ過ぎないようにするため、2試合にベンチスタートで、今後も休養を挟みながら出場する見込み。一方で、李大浩のDH起用が復調を促す可能性もある。外野手が本職の長谷川が守備につけるまでに回復し、右翼の中村晃、左翼の内川聖一を一塁で起用することが理想的だろう。

 深刻な得点力不足にあえぐ工藤ホークス。連続日本一へ不可欠な主砲。復調のきっかけは、意外にも指名打者での起用なのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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