名投手が開幕戦の田中将大を分析 「攻撃しているように見えなかった」
10日に対面したマルティネス氏と田中は「ただ握手をしただけ」
「私も自分のキャリアのある時点で同じように考えた。(レッドソックスの投手コーチ)ジョー・ケリガンはこういったものだ。『75パーセントでも、君は平均的な投手よりも上だ』とね。私は努力したけど、本当に辛かった。最終的には自信を失い、毎日、自分自身が痛みに苦しんでいると認識させられるだけだった。
そして、精神的に対処することは難しい。速球を狙い通りに投げられないのなら、カーブで打者をかわそうとして投げ損ねたら、スプリットを沈めようとしてテキサスヒットを打たれるとしたら、それは苦しい。いいアイデアがあっても実際に投げれないのだから」
マルティネス氏は右肩痛に苦しんだかつての自分と現在の田中を重ねていた。
ジョー・ジラルディ監督は田中の投球について、戦略的な投球スタイルの変更だと分析。ブライアン・キャッシュマンGMは、右腕の肘の靭帯の傷が以前よりも癒えていると明かしている。
マルティネス氏と田中は10日のレッドソックス戦前、ヤンキースタジアムで対面したというが、ESPNのアンドリュー・マーチャンド記者は「タナカとペドロはただ握手をしただけ」と自身のツイッターで伝えている。まだ、今季1試合が終わったばかり。田中はマウンド上で様々な声に対する答えを出すしかない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count