やはり「ライアンの呪い」? ダルビッシュに続き、レ軍先発の軸が離脱
今年も故障者続出に苦しむレンジャーズ、左腕ホランドも60日DL入り
レンジャーズがダルビッシュ有投手に続いて先発投手の柱を故障で欠くことになり、早くも記録的な数の故障者を出した昨年の悪夢再現となっている。
左腕のデレク・ホランド投手が、10日(日本時間11日)のホーム開幕戦アストロズ戦でわずか1回9球を投げた後、肩甲下筋の炎症で降板。メジャー通算51勝の左腕は60日間の故障者リスト(DL)入りすることが決まった。
レンジャーズでは、ダルビッシュがすでに右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、今季絶望となっている
「すごく動揺している。バカなことをしないように気をつけていたのに‥」
地元紙ダラス・モーニング・ニュースによると、ホランドは精密検査の結果を聞き、竦然とした様子で語ったという。
ホランドは昨年、キャンプ前に自宅の階段で愛犬と戯れた際に転落。左膝の故障で内視鏡手術を受けて長期離脱しただけに、このミスを繰り返さないように慎重な調整を進めていた。ダルビッシュが右肘靭帯損傷でトミー・ジョン手術を受けることになった後には「去年、彼がしてくれたことの借りを返したい」と活躍を誓っていたが、まさかの重傷となった。
周囲は異変を感じていたようだ。ホランドはアストロズの2番打者スプリンガーの2球目と3球目に速球を投げたが、時速は86マイル(138キロ)と85マイル(136キロ)。レンジャーズのエルビス・アンドラス内野手は「チェンジアップを投げているのかと思った」と語っている。この時に、肩甲骨に鋭い痛みを感じていたという。