元楽天のジ軍マギーが左膝故障で精密検査 「明らかに悪そうだった」
1回の打撃で負傷、屈み込んで一塁へ走り出せずに途中交代
ジャイアンツのケーシー・マギー内野手が11日(日本時間12日)、パドレス戦の1回にセンターフライを放った後に左膝を故障し、途中交代。サンディエゴ市内の病院で精密検査を受けた。地元紙サンフランシスコ・クロニクルが報じている。
5番・サードで先発した元楽天のマギーは、1回2死一、三塁のチャンスで打席に入った。相手のエース、ジェームス・シールズ投手の2球目をフルスイング。センターフライに倒れたが、苦悶の表情を浮かべ、すぐに屈み込んだ。一塁に走り出せず、そのまま交代となった
3回5失点で負け投手となった先発のマディソン・バムガーナー投手は試合後、「明らかに悪そうだった。結果はまだ聞いていないけれど、何もないことを祈っている。現時点で特にケーシーのような選手を失うことは厳しい。彼はチームの重要な戦力となろうとしていた。重症でないことを祈る」と語ったという。
今季、マーリンズからトレードで加入してきたマギーは、レッドソックスに移籍した同じ三塁手のパブロ・サンドバルの穴を埋める存在として期待を集めている。今季は開幕6試合で打率2割3分8厘、1本塁打、2打点という成績だった。
昨年のワールドシリーズ王者は故障者が続出している。主砲のハンター・ペンスはオープン戦で左前腕部を骨折。先発ローテーションではマット・ケインとジェイク・ピービーの両右腕が離脱しており、野手ではトラビス・イシカワ、ブランドン・ベルトも故障離脱している。
連覇を狙うジャイアンツにとっても、開幕6試合連続安打と好調を持続する青木にとっても、マギーの離脱は大きな痛手となる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count