中日のドミニカンパワーがセを席巻 「3D」はなぜ活躍できるのか

ドミニカに独自ルート、才能を発掘し続ける中日、今季早くも「3D」全員サヨナラ打

 中日のドミニカンパワーがセ・リーグを席巻している。12日DeNA戦の延長12回にエクトル・ルナ内野手の一打で試合を決めると、続く14日阪神戦では新加入のリカルド・ナニータ外野手が代打でサヨナラ打。アンダーソン・エルナンデス内野手も、3日の広島戦で来日初のサヨナラ打を放った。

 地元ではドミニカの「D」を取り、「3D」という愛称で親しまれ始めている助っ人トリオが、開幕16試合目でそろってサヨナラ打を記録。15日阪神戦では平田の劇的な一打が飛び出し、球団史上初の3試合連続、月間5度目のサヨナラ勝ちを収めた中日。開幕前の下馬評を覆す快進撃にはドミニカ助っ人の活躍が大きく影響している。

 近年の中日の外国人選手は、ドミニカ共和国出身者がほとんどを占めている。落合政権下でも名参謀だった森繁和ヘッドコーチが、独自にルートを開拓。トニ・ブランコやマキシモ・ネルソンといった才能を発掘してきた。

 2011年シーズンで退団した後も同国の球界との良好な関係は続き、2013年にはルナを獲得。故障で規定打席には届かなかったが、1年目から打率3割5分のハイアベレージを残した。森ヘッドコーチが同職に復帰した昨季は、エルナンデスら。今季もナニータらが加入した。

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