田中将大の2勝目に辛辣NYメディアも一転、絶賛の嵐 「おかえり、タナカ」
乱調だった過去2試合から復活の7回無失点8奪三振、「輝ける7イニング」「攻略不能」「最高の技術」
ヤンキースの田中将大投手が18日(日本時間19日)、敵地でのレイズ戦に先発し、7回2安打無失点、8奪三振、無四球という圧巻のピッチングで2連勝を飾った。昨年7月に負った右肘靭帯部分断裂の影響や球速低下に懸念を示し、今季のエースに批判を浴びせてきた地元メディアも一気に絶賛の嵐で称えている。試合は9-0で快勝した。
昨年7月に右肘に異変が生じるまで圧巻の投球を見せていた田中への復活の兆しが見えた。
地元紙デイリーニューズは「おかえりなさい、マサヒロ・タナカ。9-0の勝利で、ヤンキースのエースは輝ける7イニングでレイズを支配した。昨季前半戦で攻略不能だった頃の感覚をタンパベイで示した」と賞賛した。
メジャー1年目の昨季は前半戦で快刀乱麻のピッチングを続け、「タナカ・マニア」と呼ばれるファンを増殖させた田中だったが、今季先発3試合目にして好調時の姿がついに復活したと報じている。
ESPNも速報で「最高の技術を誇るタナカ」との小見出しで称えている。
「靭帯部分断裂でルーキーシーズンの約3か月を休むことになった昨年7月以来初めて、ヤンキースは昨季開幕前に1億5500万ドル(約184億円)の契約を結んだマサヒロ・タナカを目の当たりにした。効果的なピッチングで、田中は7イニングの間、わずか2安打に抑えてレイズをなで斬りにした」