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巨人上位浮上の陰に最強リリーフトリオの復調 2012年日本一再現なるか

一時は借金が3までいっていた巨人が苦しみながらも、浮上してきた。相川亮二捕手から始まり、亀井善行、阿部慎之助と主力選手が相次いで負傷離脱するなど、打撃面はまだ苦しいが、投手陣の踏ん張りが今のチームを支えている。

東京ドーム

借金最大3から貯金2に、負傷者続出のチームを支える投手陣

 一時は借金が3までいっていた巨人が苦しみながらも、浮上してきた。相川亮二捕手から始まり、亀井善行、阿部慎之助と主力選手が相次いで負傷離脱するなど、打撃面はまだ苦しいが、投手陣の踏ん張りが今のチームを支えている。

 打てなければ、守り勝つ。4月11日からは今季初の5連勝。そのスコアは以下の通り。

4月11日 ヤクルト2-1 ○田口-マシソン-澤村
4月12日 ヤクルト6-1 ○高木勇-山口-澤村
4月15日 DeNA3-0 ○杉内-マシソン-山口-澤村
4月16日 DeNA7-1 ○菅野-笠原-戸根
4月17日 阪神3-2 ○ポレダ-山口-マシソン-澤村

 上記の5試合ではすべて先発投手に勝ちがつき、リリーフ陣は失点をしなかった。後ろのリリーフ陣が安定したことによる先発投手たちの心理的な余裕は大きい。もちろん、5~6回で降板する気持ちで先発投手は投げてはいないが、信頼して次へのバトンを渡すことができる。

 18日の阪神戦で惜敗し、連勝は5で止まったが、19日の阪神戦では延長11回の末、勝利。山口は失点したが自責点はゼロ。澤村が9~10回を2イニング無失点で今季2勝目。マシソンが11回を締めて、今季初セーブを挙げている。最大借金3だった4月10日の時点から、リリーフは7試合連続で自責点がゼロと安定している。

 日本一になった2012年。当時も山口、マシソン、西村のリリーフ3人が抜群の安定感を見せた。相手チームは、6回までに先発投手を攻略しないと勝てないという焦りが出ていた。今年のリリーフ陣も、序盤は不安定だったが、ようやく軌道に乗ってきた。

 山口は昨年、左肘を痛め、PRP療法を受けるなどしたが、劇的な回復は見られなかった。ただ、懸命なリハビリとキャンプからの筋力トレーニングで一歩ずつ状態を上げてきた。これまでのシーズンのように最初から順調ではなく、ピンチを迎える場面はあるが、打者を抑えるツボを心得ている。

 19日の阪神戦でも8回2死2、3塁のシーンで当たっているゴメスを内角低めのスライダーで空振り三振に仕留めている。その前にも同じボールで空振りを取る精度の高いボールだった。1イニングにヒットを2本打たれているため、まだ本来の姿とは言い難い。だが、投げ続けていけば、従来の安定感は出てくるだろう。

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