開幕3戦勝ちなしの岩隈久志に指揮官が珍しく苦言 「キレのない投球」

「打線が5点を取ったら、勝たなければいけない」

 さらに、岩隈を含めてゲームを作れない先発投手陣についても言及。「先発陣がピリッとしない。中継ぎがフル回転状態。このままではやっていけない」と話した。この日の試合についても「打線が5点を取ったら、勝たなければいけない試合。ピッチングを立て直さないといけない」と話し、打線が援護しているにもかかわらず、そのリードをすぐに吐き出し、黒星を喫した展開に不満気だった。

 ここまでマリナーズ投手陣の防御率はメジャー30球団中25位の4.65。先発投手だけに限ると、5.58で28位とメジャーワースト3の数字だ。

 エースのフェリックス・ヘルナンデスは2.37、新加入のJ・A・ハップは2.70だが、その他の投手は不調。開幕前にはメジャー屈指と評価されていた先発ローテーションが苦しい投球を続けている。ヘルナンデスと「2枚看板」と評価される岩隈の復調は必要不可欠となっている。

 まだ3試合。修正能力の高い岩隈が本来の姿を取り戻すことを、チームメートもファンも願っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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