イチローが日米通算1966得点で王氏の日本記録に「1」 マ軍は連敗5で止める
フィリーズ戦で3打数1安打2四球1得点、米国だけで1308得点目、日本記録に王手
マーリンズのイチロー外野手が22日(日本時間23日)、敵地でのフィリーズ戦に「7番・レフト」で先発出場し、3打数1安打2四球1得点だった。日米通算1966得点目をマーク。王貞治氏が持つ日本記録にあと「1」とした。開幕から不調が続き、マイク・レドモンド監督の解任騒動も起きているマーリンズは6-1で勝利し、連敗を5で止めた。
イチローは2回1死走者なしの第1打席ではストレートの四球。1-1で迎えた4回の第2打席は無死一、二塁のチャンスで三ゴロに倒れてチャンスを広げられず。6回2死一塁での第3打席では遊ゴロに打ち取られた。
マーリンズは7回に相手投手のボークで1点を勝ち越した。
2-1の8回、イチローは2死走者なしで第4打席に立つと、右腕ジャイルズから二塁内野安打。その後、三塁まで進み、2死満塁でゴードンの中飛が相手のエラーを誘い、生還した。
この回、マーリンズは4点を追加。そのまま快勝し、連敗を5で止めた。
イチローは日本で658得点、米国では1308得点をマーク。世界の本塁打王で、2006年の第1回WBCでは指揮官として日本を初代王者に導いた王氏の日本記録(1967得点)に王手をかけた。チームリーダーとしてWBC制覇に貢献したイチローは、王氏への尊敬の念を常々、口にしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count