DL入りの岩隈久志は右広背筋の炎症 2~4週間の戦線離脱へ

精密検査を受け、第1度の炎症と診断

 右広背筋の張りで15日間の故障者リスト(DL)入りしたマリナーズの岩隈久志投手が、精密検査を受けて「炎症」と診断されたと球団が公式ツイッターで発表した。復帰までに2~4週間を要するという。

 岩隈は今季3試合に先発し、0勝1敗、防御率6.61。20日のアストロズ戦でも5回1/3を投げ、2本塁打を含む5安打4失点と調子が上がっていなかった。試合後、球団幹部に肩の「疲れ」を訴え、24日(日本時間25日)に予定されていたブルペンでの投球練習まで炎症防止のメニューを続けていた。

 だが、事態は好転せず、24日に15日間のDL入り。病院でMRI検査を受け、右広背筋の第1度の炎症と診断されたという。球団は2~4週間の離脱になるとしている。

 マリナーズのジャック・ズレンシックGMは「イワクマを休ませることが最善の策だと思った。5か月半の長いシーズンを乗り切るにあたり、問題を悪化させたくない。肩の疲労にすぎないことを祈る」と説明していた。

 岩隈は21日にさかのぼってDL入りしたため、最短で5月6日のエンゼルス戦から登板可能となるが、メジャー復帰はさらに先となりそうだ。今季、マリナーズはア・リーグの優勝候補にも名前を挙げられている。岩隈はエースのフェリックス・ヘルナンデス投手と並ぶ「2枚看板」として期待を集めていただけに、離脱は大きな痛手となる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

CATEGORY