青木宣親は無安打もメジャー自己最多の4四球 スクイズで決勝ホーム踏む
第3打席から4打席連続四球で出塁率3割9分1厘、延長11回は四球から決勝ホーム
ジャイアンツの青木宣親外野手は25日(日本時間26日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・左翼」で先発出場し、2打数無安打ながら自身メジャー初の4四球。同点の延長11回には先頭で四球を選び、スクイズで決勝ホームを踏んだ。ジャイアンツは熱戦を制して5-4で勝利した。
青木は初回、相手先発デラロサの7球目のスプリットを打ち、レフトフライに倒れた。1-2で迎えた3回には先頭で遊ゴロ。2打席連続で打ち取られた。
2-2の同点となった5回は2死走者なしで打席に。フルカウントからの7球目を見送り、四球で出塁。ダフィーも四球を選び、二塁へと進んだ青木は、パガンの打席で三盗に成功。しかし、後続が倒れて無得点に終わった。
ジャイアンツは6回にマクスウェルの2ランで勝ち越し。青木はその後、2死一、二塁で4度目の打席に立つと、暴投で二、三塁へとチャンスが広がる。ここで再び四球を選び、チャンスを広げたが、続くダフィーは二ゴロに倒れた。
1点リードで迎えた9回、青木は先頭で打席に立つと、右腕アクスフォードからこの日3つ目の四球を選ぶ。しかし、続くダフィーはサードゴロで、青木は二塁でアウトとなった。
ジャイアンツは9回に守護神カシーヤが1点を奪われ、試合は延長に突入した。
青木は延長11回、先頭で打席に立つと、フルカウントから2球ファウルで粘って四球を選ぶ。これまでは3四球が最多で、1試合4四球はメジャー自己最多。ダフィーの送りバントで二塁に進むと、パガンのセンター前ヒットで三塁へ。1死一、三塁のチャンスでパニクが初球スクイズを決め、青木は勝ち越しのホームを踏んだ。
この日はヒットこそなかったものの、4度の出塁で先頭打者としての役割を果たし、最後は決勝のホームを踏んだ青木。打率は3割3厘に下がったが、出塁率は3割9分1厘まで上昇した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count