西武がシーソーゲームを制す ソフトバンクとの直接対決に勝ち2位浮上
中村と金子がそれぞれ3打点、先手取られるも2度逆転
26日にヤフオクドームで行われたソフトバンク-西武の1戦は、シーソーゲームの末に西武が9-7で勝利し、2位に浮上した。
西武の先発は岡本洋。対するソフトバンクは、4日の西武戦で完封勝利を収めたスタンリッジが今季4勝目を目指してマウンドに上がった。
先手をとったのはソフトバンクだった。1回、2死から柳田がセンター前ヒットを放つと、続く4番の内川がセンター前へのタイムリー。柳田が勢いよく先制のホームを踏んだ。
西武は3回、1死一、三塁から浅村がセンターへの犠牲フライで同点とすると、続く中村がフェンス直撃のタイムリーツーベースを放って逆転した。
しかし、ソフトバンクはその裏、中村晃が四球で一塁に出ると、今宮がレフトのホームランテラスへ逆転2ランを放ち、再度リードした。
西武は4回、森のライトへのツーベースから斉藤と炭谷の内野安打で満塁とし、金子侑のレフトへの2点タイムリーツーベースで逆転。さらに秋山が四球を選んで満塁とすると、1死後にまたも浅村が犠牲フライを放って追加点を奪う。西武は続く中村もレフトへの2点タイムリーツーベースを放ち、7-3とソフトバンクを突き放した。スタンリッジは92球を投げ、4回8安打2奪三振7失点でマウンドを降りた。
ソフトバンクはその裏に吉村がレフトへのアーチで1点を返し、5回には柳田がバックスクリーンへの2ランで1点差に迫る。岡本洋をマウンドから引きずり下ろすも、後続は2番手の岡本篤に抑えられる。一方の西武は7回2死一、三塁の場面でソフトバンク3番手の森福から金子侑がライトへのタイムリーを放ち、秋山もそれに続いて2点を追加。再び点差を離した。
ソフトバンクは9回裏に吉村の犠牲フライで1点を返すが後が続かず。西武が打撃戦を制して9-7で勝利し、ソフトバンクから2位の座をもぎ取った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count