ロイヤルズ主力の超美技が話題に 「スーパーマンのように空を飛んだ」
昨季同僚の青木も絶賛した守備力、実況も「今のプレーを見たか?」と大興奮
ゴードン本人は「フェンスが近づいていることは分かっていた。フェンスがどこにあるか、ボールがどこに行くかを分かっていて、行けると判断した。『どうにでもなれ』とだけ言って、スタンドに飛び込んだんだ」と振り返っている。
超ファインプレーにTV中継で試合を実況していたアナウンサーらも大興奮。ゴードンが打球を追いかけて客席に飛び込むと「ありえない! ありえない!」と連呼。「彼は捕ってるぞ。今のプレーを見たか?」とまくし立てた。
さらに、違うTV局の中継でもアナウンサーが「スタンドに飛び込んだ。彼は捕ったぞ! なんてことだ! なんてプレーだ!」と絶叫。「彼はスーパーマンのように空を飛んで客席に飛び込み、(ボールを)キャッチした。4度のゴールドグラブ受賞者だ。信じられない」と続けた。
アレックス・ゴードンの超ファインプレー【MLB.com】
昨年まで4年連続ゴールドグラブ賞の実績が示すように、ゴードンの守備力には定評がある。昨年は、オリオールズとのア・リーグ優勝決定戦の第4戦で頭を越されようかという当たりを好捕。ビッグプレーでチームを乗せ、4連勝でのワールドシリーズ進出に導いた。
当時、チームメートだった青木宣親外野手(現ジャイアンツ)は「彼はシーズンを通してああいうプレーを何回もやってるから、本当に助かってる。ピッチャーも本当に助かってると思います」と話していた。
ここまで12勝6敗でア・リーグ中地区2位と好調を維持するロイヤルズ。昨季、ワイルドカードからワールドシリーズまで駆け上がった勢いを今年も失っていない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count