DL入りの田中将大にNYメディアは厳しい視線 「手術を受ける時がきた」
同僚のサバシアは「彼が健康になって、ピッチに戻ることを祈っている」
同紙はベテラン記者のケビン・カーナン氏による、「マサヒロ・タナカはトミー・ジョン手術を受ける時がきた」と題した特集記事も掲載。その中で「ヤンキースが1億7500万ドルの大金を払って獲得したはずの投手に戻るには、トミー・ジョン手術が必要だ」と指摘している。
地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」も「ヤンキースのエースはDL入りし、マサヒロ・タナカの肘の未来は悲運が待ち受けているかもしれない」との見出しで特集を組んだ。
田中の肘の状態についてはサイヤング賞を3度受賞した名投手ペドロ・マルティネス氏が開幕前から懸念を表明。今回のDL入りを受けて自身のツイッターで、「タナカには残念だが、私にはこうなることが分かっていた。彼が故障をぶり返すことは気の毒でならない。彼の無事と早い復帰を祈ります」とメッセージを送っている。
今季4試合に先発し、2勝1敗、防御率3・22の田中は、ここ2試合でエースらしいピッチングを取り戻していたところだった。そんなエースの離脱はチームにも衝撃を与えており、ポスト紙はCC・サバシア投手の「これは厳しい。この穴を埋められるかどうかは自分たち次第。彼が健康になって、グラウンドに戻ることを祈っている」とのコメントも報じている。
田中は数週間の治療を経てマウンドに戻り、再び圧倒的な投球を見せることができるのか。今回の負傷離脱により、ニューヨークメディアの視線は再びエースの右肘の状態に集まり始めている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count