イチローの3ランを米メディアも一斉に報道 「ドラマチックなホームラン」
試合を決定づけたイチローの一発
29日(日本時間30日)のメッツ戦で勝利を決定づける3ランを放ったイチロー外野手について、地元メディアも「ドラマチックなホームラン」など一斉に特集している。
イチローは4-3の1点リードで迎えた8回、1死一、三塁の場面でアレックス・トーレスが投じた93マイル(約150キロ)のファストボールをライトスタンドに運び、移籍後1号となる3ランを放った。地元紙「サン・センチネル」は「イチローのドラマチックなホームランがメッツにとどめを刺す」との見出しで特集。試合前の時点までメジャー勝率ナンバーワンだった絶好調メッツを沈めたイチローの3ランを称えている。
対戦相手のメッツと古巣ヤンキースが本拠を置くニューヨークのメディアも、イチローの活躍を絶賛。地元紙「デイリーニューズ」は「ジャンカルロ・スタントン、イチロー・スズキがホームランを叩き込み、メッツはマーリンズに屈する」との見出しで特集した。
さらに、ニューヨークの地元紙「ニューズデイ」は試合の特集で「左腕アレックス・トーレスが8回に加齢したレジェンド、イチロー・スズキに3ランを被弾し、1点差ゲームが崩壊した」と記している。トーレスは8試合連続無失点と好調のメッツを支えていたが、この日はイチローに一発を許し、9試合ぶりに失点した。
MLB公式サイトも「イチローのマーリンズ初ホームランがファンとダグアウトを燃え上がらせた」との見出しで特集。打席に立った時点ですでにファンが「イチローコール」の大声援を送っていたことを報じていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count