マ軍と「完璧な融合」見せるイチローが生んだ名場面 「この男は尋常でない」
指揮官も興奮「チームのためだけではなく、彼のためにも私は燃えたよ」
「塁を回る間、歓声はどんどん大きくなる。同僚はダグアウトから身を乗り出し、熱狂的な作法で迎え入れる。数分後、彼はスタンディングオベーションをくれたファンに脱帽するために、ダグアウトの鉄柵に立った」
4日前に日米通算1968得点目をマークし、王貞治氏の誇る日本最多得点記録を更新したイチローは、その時もスタンディングオベーションを受けていた。そして、この日の3ランでまたしてもファンの喝采を浴びた。
この試合で先発したマット・レイトス投手は、左太もも裏の炎症で5回終了後にベンチに下がっていた。「僕はカウチに座っていたんだけど、ジャンプしないようにするのが大変だった。あれはすごかった」と語っている。故障悪化を招きかねないほど、レジェンドの一撃に興奮したという。
記事の中で、マイク・レドモンド監督も手放しで絶賛している。
「この男は尋常ではない。彼は楽しんでいる。今夜、大きな当たりを放ったけれど、興奮せざるを得ない。楽しすぎる。チームのためだけではなく、彼のためにも私は燃えたよ。すごい打席だった。最高の結果だった。彼はプレーを愛している。このチームの一員であることを望んでいる。チャンスを求めていた。彼は間違いなく実力を証明した」