巨人が新外国人フランシスコの決勝打で勝利 貴重な1点守り首位キープ
出場選手登録即スタメンの新助っ人が7回に均衡破るタイムリー
巨人が新外国人、ホアン・フランシスコ内野手の決勝タイムリーで阪神を1-0で下し、首位をキープした。この日から出場選手登録され、東京ドームでの阪神戦に「5番・一塁」で即先発した新助っ人が、両チーム無得点で迎えた7回に決勝打。巨人・ポレダ、阪神・藤浪による投手戦の均衡を破り、巨人を勝利に導いた。
阪神は2回、マートン、梅野の2本の内野安打で2死一、二塁と好機を作る。しかし、藤浪は内角への直球を打ちサードライナー。ポレダは最初のピンチを切り抜けた。
その裏、出場選手登録されて即スタメンに名を連ねた巨人の新外国人フランシスコが初打席を迎える。追い込まれてからカットボールに手を出し、空振り三振に倒れた。
巨人は4回、先頭の片岡がライト前ヒットで出塁し、1死三塁とチャンスを作ったが、大田、フランシスコは連続空振り三振。巨人の新助っ人には2打席目も打ち取られ、ここは藤浪が踏ん張った。
試合が動いたのは7回。4番・大田の右中間への二塁打を放ち、無死二塁の好機を作る。ここで、フランシスコがカウント2-2からの内角高めへのカットボールを捉えた。
痛烈な打球が一塁線へ。阪神ゴメスが飛びついたが、強い打球はグラブを弾いて転々。その間に大田が生還し、巨人に貴重な先制点をもたらした。フランシスコ来日初ヒットが均衡を破る貴重なタイムリーとなった。
巨人は8回をマシソン、9回は澤村が無失点に抑えて勝利。新助っ人のバットから生まれた1点を守り切り、2連勝で首位を守った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count