田澤純一がAロッドに悪夢再び 時速188キロの660号被弾に配球後悔
「(記録については)全く知らなかった。アプローチに後悔している」
「(記録については)まったく知りませんでした。あのカウントになるまでに、遅いボールを使うべきだった。あの打席でのアプローチには後悔しています。でも、記録については考えていなかった」
通訳を介してこう語った田澤は、3ボールからの被弾について「彼はあの状況ではアグレッシブに振ってくるのは分かっていた」とも振り返ったという。
また、サンディ・レオン捕手は「あれは内角のファストボールになるはずだった。彼が振ってくるとは思わなかった」と驚き、ジョン・ファレル監督は「そうだ、3ボールノーストライクからのファストボール。彼に挑戦して、打たれた。結果論だが、十中八九こうなる。残念ながら3ボールとカウントを悪くしてから、真ん中に入りすぎた」と失投を指摘していた。
田澤は2009年8月7日のヤンキースタジアムでのメジャーデビュー戦で、0-0の延長15回にAロッドにサヨナラ2ランを被弾。これによりデビュー戦黒星を喫していた。そして、今回はメモリアル弾。通算成績は、この試合の前まで14打数3安打で打率2割1分4厘と抑えていたが、田澤にとって、Aロッドは何とも巡り合わせの悪いバッターと言えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count